今月、コールサック社から出版される福田淑子さん(歌人、俳人、文芸評論家)の第2歌集の表紙カバー装画に板倉鼎の「金魚と花」が採択された。同社から刊行された第1歌集「ショパンの孤独」2016年11月、は第13回日本詩歌随筆評論大賞短歌部門優秀賞(日本詩歌句協会選定)を受賞しており、本書は7年振りの歌集となる。
福田氏は2019年1月、松戸の聖徳大学博物館で開催された「フジタとイタクラ」展オープニングに参加され初めて板倉鼎の作品を目にされた。当社団法人ホームページ看板、及びフライヤーの右下に同展の会場写真を掲載したが、右側こちらを向いているのが福田氏、中央奥に板倉鼎「金魚と花」が写っている。この時の記憶が今回の話しに繋がったそうだ。
文責:水谷嘉弘